サイトリニューアル前に絶対チェックすべき7項目
見た目を変える前に、まず計測すべきものがあります。リニューアルで失敗しないための7つのチェック項目を実装手順付きで解説します。
サイトリニューアルで一番もったいないのは、「見た目だけ刷新して、リニューアル後にむしろ成果が下がる」というパターン。 実は5社に1社くらいの確率でこれが起きています。
この記事では、リニューアルに着手する 前に絶対チェックすべき7項目 を、実装手順付きで解説します。これだけ押さえれば「失敗するリニューアル」の8割は防げます。
1. 現サイトの計測データを把握する
新しいサイトの良し悪しは、現状との比較でしか判断できません。リニューアル前に必ず以下を控えておきましょう。
- 月間PV、セッション数、平均滞在時間(Google Analytics)
- 主要キーワードの検索順位(Search Console)
- 問い合わせ・購入のCV率(Analyticsのコンバージョン)
- Core Web Vitalsの数値(PageSpeed Insights)
- 主要ページのSEOスコア(本サイトのDiagnosisで)
これらを スクリーンショット付き で保存しておけば、リニューアル後の効果測定が客観的にできます。
2. 検索流入の上位ページを把握する
Search Consoleで「クエリ別の流入数」をエクスポートし、流入の多い上位30ページ をリストアップ。リニューアル時はこれらのURLを 絶対に変えない(または301リダイレクトを設定する)ことが重要です。
URLが変わると、それまでGoogleが評価していた信頼性がゼロからやり直しになります。これだけで 検索流入が30〜70%減 ということが普通に起きます。
3. 既存ページのコンテンツを棚卸し
各ページについて、以下を分類しましょう:
- ✅ 残す: 流入があり、内容も価値があるもの
- 🔄 更新する: 流入はあるが内容が古いもの → 内容を厚くする
- 🗑 削除する: 流入もなく、価値も薄いもの → 削除して全体の質を上げる
- ➕ 新規作る: 検索ニーズはあるのにページが無いもの
意外と「削除すべきページ」を放置することで全体評価が下がっているケースが多いです。
4. ターゲットと目的を再定義
「とりあえず古いから新しくしたい」という発注は、ほぼ確実に失敗します。リニューアル前に必ず:
- 誰に来てほしいのか(ペルソナ)
- 来た人にどんなアクションを取ってほしいのか(主要KPI)
- 競合と何で差別化するのか(ポジショニング)
を 1ページの文書にまとめる。これが無いと、デザインの好み議論で迷走します。
5. 「リニューアル前」のサイトを完全バックアップ
意外と忘れがちですが、新サイト公開後に「やっぱり前のあのページ復活させたい」となることは普通にあります。HTML・画像・データベース全てのバックアップを取っておきましょう。
6. SSL証明書・サーバー・ドメインの引き継ぎ計画
新サイトを別サーバーで作る場合、以下を事前に確認:
- 独自ドメインのDNS切り替えタイミング
- SSL証明書の引き継ぎ(または再取得)
- メールアドレスがドメインに紐づいている場合の影響
- 切替時のダウンタイム最小化方法
これを軽視すると「公開日にメールが届かない」「URLが半日止まる」など事故が起きます。
7. リニューアル後の「効果測定」スケジュール
リニューアル直後は数値が 必ず一時的に下がります(Googleの再評価期間のため)。本当の評価は3ヶ月後。
以下を事前に決めておきましょう:
- 1週目: 表示崩れ・404エラー・分析タグ動作確認
- 1ヶ月目: PageSpeed Insights再計測、Search Console確認
- 3ヶ月目: 流入数・CV率の比較、改善ポイントの洗い出し
- 6ヶ月目: ROI評価
まずは現状を「数値で」記録するところから
リニューアル前の現状把握は、上の7項目すべての出発点になります。 本サイトの LUCRIS Diagnosis を使えば、URLを入れるだけで SEO・速度・アクセシビリティ・セキュリティ・コンテンツ品質 の現状スコアを30秒で記録できます。
診断結果のURLは社内共有・制作会社への共有にもそのまま使えるので、「我々はここから始めた」という起点を残せます。